最高のLove song~君に伝える愛の歌~
いよいよ、

番組がスタートした。


進行が進んでいくにつれて、

ドキドキが収まらなくなってきた。


・・・?!

突然手を握られた。

・・・

これは、詩音の手。

私は、詩音の顔を、そっと見た。


「大丈夫。」


その言葉で、

ウソのように、ドキドキが収まった。


「詩音、ありがとう」


『次は、異例ですが、

デビュー曲を歌番組で披露してくれる、

ピアニスト、鈴奈さんです』

進行役の声が聞こえた。

私は静かに、前に歩み出た。
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