もう………
「ごめん。」

キミはまた謝った。

それがつらかった。

「もう、謝らなくていいよ。」

「いや、でも何か悪い気がしたから」

そんなこと言うなら別れようなんて
いわないでほしかった………

でも、その言葉を素直にキミに伝えることはできなかった

「悪くないよ、悪いのは私だから………」

二人の間に沈黙が流れた。

たった数秒間なのに私には何時間とたったように感じた。

「おまえは悪くないよ。」

「うん。」

「ほんとにごめんな。友達に戻ろう?」

「うん。」

「じゃあ、」

「うん。」

今までため込んでた涙がいっきに流れた

泣いて泣いて泣いた

もうすべてにたいしてなにも
考えられなくなった。

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