機械仕掛けの心の行方
「……あぁ」


私の喉が、ひとりでに動いていた。


「あぁぁぁぁ……」


私の意志に反して。

いや、反していない。


「あぁぁぁぁ……!!」


次第に声が大きくなっていくのを止められない。

違う。

止めたく、ない。


「うわぁあああああああああああ!!」


私は、叫んでいた。
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