戦場のレイディー

週末が明けいつも通り

登校したが胸の中の想いは

いつもとは違った。

また、柚亜がいじめられるのか。

それとも、別の人なのか。

それは、身近な人かもしれない。

もしかしたら、私かもしれない。

そんな想いを胸にしていた。

「おはよっ」

先に来ていた、香里奈が廊下に居た。

「香里奈ぁ、元気?」

香里奈はいつも通りの笑顔だった。

教室に入ると、後ろの方で

楓、麻子、百合花、智夏が

コソコソ話をしていた。

笑顔の香里奈と再会出来て

嬉しい思いでいっぱいだったのに。

結局はこうだ。

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