ブスな彼女
おまけ2

3年生

高校3年生。


真央とクラスが分かれた…。
隣のクラスだけど…。


ダチの『野瀬 晋平』が真央と同じクラスだから、俺は休み時間の度に隣のクラスに行く。


真央に会いに…否、見に行く…。



真央に『毎時間は止めて』と言われたから、昼休みは屋上。
屋上に向かって晋平とダラダラ歩く。


「あ、コーラ買うわ。」

途中、自販機の前で晋平が止まる。


「あ、片倉。」


晋平の言葉に後ろを振り返ると真央がこちらに歩いてくる。



「片倉、さっきはありがとな。」


晋平が真央に笑顔で話しかける。

なんで…。


「本当の事、言っただけだから…。」


「ぃや、助かったし! あっ!ジュース奢ってやるよ!」

晋平が真央の腕を掴み自販機の前に連れてくる。


「晋平……。」
離れろ!真央に触るな!

出そうになる言葉をぐっと飲み込んだ。


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