キミと私の49日間 ~虹の端できっと・・・~
背筋がゾッとした


まるで、ひとりで夜中に外を歩いた時に幽霊に出会ったような…


あっ、でも、この目の前にいる人が幽霊か…


絶対捕まったら悪い予感しかしなかった私は、すぐに逃げた…

いや、逃げようとした


私は、手を掴まれていて逃げれなかった


その人の手はひんやりとしていて、

本当に幽霊なんだ、って思った


どれだけ振りほどこうとしても、びくともしない…

「あの、手離して下さい!」

「俺の願いを叶えるっていうなら」

その人の目は、さっきのヘラヘラした感じとは違い、真剣そのものだった


その時に思った

もう、逃げられないって…
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