キミと私の49日間 ~虹の端できっと・・・~
そんなことを考えている間に近づいてきていた人が、一瞬俺のことを視たような視ていないような…

もしかして…
なんていう何度目かの淡い期待


「ねぇ…」


期待しているはずなのに、発した声は小さく、弱々しくて自分でも驚くほどだった


でも、そんな小さな声にも気づいてくれた。

あの時は、今まで生きてきたなかで一番嬉しかったことだと思う

あ、訂正
誰にも気づいてもらえなくなってから、一番嬉しい出来事…

その人が、天野心海







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