キミと私の49日間 ～虹の端できっと・・・～

「いや、別に何もない
早く行こうぜ」


そんなことを言いながらも、何もないわけがなかった

家族以外で視える人を初めてみた
驚かないはずがない

それにしても…

天野は幽霊と何を話しているんだ？
どういう経緯であのようになるのかは知らないが、気になるのは確かだ


それから、
天野の隣にいる奴は誰なんだ？

もっと気になることはあるはずなのに、なぜか最も気になることだった

「それじゃあ、行くか」

「あぁ」

今は体を動かすことだけを考よう

～裕也 side end～