絡む指 強引な誘い 背には壁 Ⅳ
「え、風俗ってもっと高くない?」
「そんなことはお前が知らなくていい」
「え……。3万くらいだと思ってたんだけどな……」
「話は変わるが」
「何?」
少し体を離して言う。
「これから先、少しでも一人で出歩くのなら、気をつけた方がいい。ゲストはしつこい。店と同じ物を外でも求めてくるからな」
「…………」
巽の真剣な眼差しに、声が出ない。
「お前はまだまだ仕事がしたいだろ? エレクトロニクスも休暇扱いだ。戻るのなら、早めがいい」
「……仕事……」
「だが、仕事先でゲストに会う可能性があることも忘れるな。……まあ、大した仕事をしていないのなら大丈夫だろうが」
「あんなどっかの社長とか、そんな人と会うことなんか全然ないよ」
「女は化粧で変わるし、お前は化粧映えするが、好意を抱いて探しているのなら、必ずバレるぞ」
「うん……気をつけとく」
「そんなことはお前が知らなくていい」
「え……。3万くらいだと思ってたんだけどな……」
「話は変わるが」
「何?」
少し体を離して言う。
「これから先、少しでも一人で出歩くのなら、気をつけた方がいい。ゲストはしつこい。店と同じ物を外でも求めてくるからな」
「…………」
巽の真剣な眼差しに、声が出ない。
「お前はまだまだ仕事がしたいだろ? エレクトロニクスも休暇扱いだ。戻るのなら、早めがいい」
「……仕事……」
「だが、仕事先でゲストに会う可能性があることも忘れるな。……まあ、大した仕事をしていないのなら大丈夫だろうが」
「あんなどっかの社長とか、そんな人と会うことなんか全然ないよ」
「女は化粧で変わるし、お前は化粧映えするが、好意を抱いて探しているのなら、必ずバレるぞ」
「うん……気をつけとく」