蘭蝶Ⅲ【完】
桜「別に?ただなんとなく」




あたしはそう言って椅子に腰を下ろす



桜「千夏さー…あんな奴が母親でなんとも思わないの?」



ずっと心の中で考えてたことを思いきって聞いてみた



あたしたちを虐待して…

千夏だけ虐待しないなんて考えられなかった



そにれ、千夏のお腹


出会ったときにチラッとしか見えなかったけど、痣みたいなのが見えた


それは、最近できたんじゃなくて―

昔からあったような感じだった



これで、千夏が虐待されてたのは90%確定

そんな中、千夏はあいつをどう思っているんだろう


千夏にあったときから、ずっと思っていた



千夏「“あんな奴”…?お母さんはあんな奴じゃない!」


桜「じゃあお腹の痣は?あいつにやられたんじゃないの?」


千夏「うるさいっ!そんなのあんたに関係ないでしょ!?」





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