蘭蝶Ⅲ【完】
そこであたしも怒りが耐えきれなくなった
桜「あたしの質問に答えろよっ!
その痣は、あいつのせいでできた。違うの!?」
千夏「確かにそうよ…!でも、それが何だっていうのよ!
さっきから聞いてればお母さんが悪いようにばかり言って…
仮にも母親でしょ!?」
桜「あたしはあいつを母親だと思わない。
それに、もう二度とあいつを母親だと認めることもない」
あたしは…自分でも驚くほど冷たい声を出して言った
そう。もうあいつは…
あたしにとっては何にもない、ただの“敵”
あたしの大切なものを傷つけようとした…
だから、絶対に許さない
千夏「…何で…何で……何でよ!?何であんたなんかと…」
桜「…千夏…?」
…千夏が、泣いていた…
桜「あたしの質問に答えろよっ!
その痣は、あいつのせいでできた。違うの!?」
千夏「確かにそうよ…!でも、それが何だっていうのよ!
さっきから聞いてればお母さんが悪いようにばかり言って…
仮にも母親でしょ!?」
桜「あたしはあいつを母親だと思わない。
それに、もう二度とあいつを母親だと認めることもない」
あたしは…自分でも驚くほど冷たい声を出して言った
そう。もうあいつは…
あたしにとっては何にもない、ただの“敵”
あたしの大切なものを傷つけようとした…
だから、絶対に許さない
千夏「…何で…何で……何でよ!?何であんたなんかと…」
桜「…千夏…?」
…千夏が、泣いていた…