蘭蝶Ⅲ【完】
7.千夏の本音
今まで、気が強くて、弱いところなんて少しも見せなかった
でも、その千夏が…
泣いていた
あたしは、驚いて唖然としていた
千夏「…何で…何でよ…!…」
桜「…千夏…」
あたしは椅子から立ち上がり、千夏に近づく
パラッ
千夏の手を縛っていたロープを解いて、そっと抱き締めた
千夏「!何よ…放しなさいよッ…!」
桜「ねぇ…何でそんな無理してるの…?」
千夏「無理なんか…!」
桜「無理してるでしょ?今だってそう。
頑張って弱い自分を隠して、強く見せようとする」
…何で、今まで気付いてあげられなかったんだろう…
でも、その千夏が…
泣いていた
あたしは、驚いて唖然としていた
千夏「…何で…何でよ…!…」
桜「…千夏…」
あたしは椅子から立ち上がり、千夏に近づく
パラッ
千夏の手を縛っていたロープを解いて、そっと抱き締めた
千夏「!何よ…放しなさいよッ…!」
桜「ねぇ…何でそんな無理してるの…?」
千夏「無理なんか…!」
桜「無理してるでしょ?今だってそう。
頑張って弱い自分を隠して、強く見せようとする」
…何で、今まで気付いてあげられなかったんだろう…