蘭蝶Ⅲ【完】
陸「それでさ、小3…だっけかな?
そんぐらいの時に、あいつ引っ越したんだよ。
親の転勤で。
それから、音信不通になった。
手紙書いても返事こねぇし、電話も出ない。
だから、ずっとあいつがどうしてるのか知らなかった。
…まさか、組に入ってるとは思わなかったけどな…」
そう言って、陸は再び目を閉じた
だから、悲しそうな表情だったんだ…
桜「…話さないの?晴人と」
陸「あいつは敵だぞ?
下手に関わらないほうがいい」
今は千夏のこともあるしな、
と陸は続ける
桜「…敵とか味方とか、関係あるの?
陸にとって、晴人は大切な幼なじみでしょ?
やっと会えたのに、敵だったら会わないの?
現状がこうだから、陸の気持ちも分かる。
…でも、それで後悔するなら会ってほしい。
まず、あたしたちがそんな失敗するわけないでしょ?
あたしたちを誰だと思ってるの?」
ニッと笑って問いかける
…たとえ、敵同士でも会ってほしい
そんぐらいの時に、あいつ引っ越したんだよ。
親の転勤で。
それから、音信不通になった。
手紙書いても返事こねぇし、電話も出ない。
だから、ずっとあいつがどうしてるのか知らなかった。
…まさか、組に入ってるとは思わなかったけどな…」
そう言って、陸は再び目を閉じた
だから、悲しそうな表情だったんだ…
桜「…話さないの?晴人と」
陸「あいつは敵だぞ?
下手に関わらないほうがいい」
今は千夏のこともあるしな、
と陸は続ける
桜「…敵とか味方とか、関係あるの?
陸にとって、晴人は大切な幼なじみでしょ?
やっと会えたのに、敵だったら会わないの?
現状がこうだから、陸の気持ちも分かる。
…でも、それで後悔するなら会ってほしい。
まず、あたしたちがそんな失敗するわけないでしょ?
あたしたちを誰だと思ってるの?」
ニッと笑って問いかける
…たとえ、敵同士でも会ってほしい