蘭蝶Ⅲ【完】
陸「…俺に言ったって、いい方向に変わるか分かんないぞ?」


確かに、晴人の願いは叶えたいと思う

でも、俺にそれができるかは保証できない



晴人「あぁ…

今のは俺が勝手に喋ったことだ、気にするな。

ほんとは普通の幼なじみでいれたらいいけど、そうはいかないからな。

俺たちは敵だ。

これからは遠慮なく戦うぜ」



ニッと晴人が笑った



陸「あぁ。お互いの“仲間”のためにな」


俺もニッと笑う


晴人「落ち着いたらまた遊ぼうな!」

陸「ん。そうだな」



コツン


とお互いの拳をぶつける


そして、拳が離れるとお互いに反対方向へ歩きはじめた



‐‐陸side終わり‐‐
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