蘭蝶Ⅲ【完】
そんなことを話してると、皆がこっちに来た



千夏「やっぱ、それぞれ違うんだね」



千夏が皆の特攻服を見て言う



陸「まぁな。どこの族も同じじゃつまんないだろ?

特攻服は族の個性が出るしな」


千夏「そうなんだ。初めて知った」


蓮「……桜」

桜「ん?」



どうしたの?と首を傾げる


蓮「…覚えてるか?」

桜「何が?」

蓮「…この戦いが終わったら、話したいことがあるって」

桜「…うん。覚えてるよ」

蓮「そうか。なら、いい」



それだけ言うと、蓮はあたしの頭をポンポンと叩いた


それだけでも、恥ずかしくれうつむいてしまう


ヤバイ…

久しぶりにこんなことされたから、心臓がバクバク言ってる



陸「あ?高松、顔がにやけてるぞ?」

千夏「あ、そうだった?

いや~ちょっと、ね?」



そう言って千夏があたしを見てる…んだと思う

視線を感じるから
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