蘭蝶Ⅲ【完】
ちょっと

『ん……?』


という感じだけど、これはあたしのミスだから

反論はしなかった



「お嬢。ここは危ないのでお下がりください」



さッと千夏を後に隠した

お嬢に傷がついたら組長に顔向けできない

ってとこかな



千夏「えぇ~?千夏だって戦えるよぉ?

それは皆も知ってるでしょぉ?」


「えぇ…まぁそうですが…」


千夏「だったら黙ってて。

それとも千夏が弱いから足手まといだって言うの?」




ぶりっこバージョン…

と思ったら、腹黒バージョンに変わった




「いえ、決してそんなことでは。

ただ、お嬢の手を汚すなどとんでもないです。

ここは私どのにお任せ下さい。

そして、どうか下がっててもらえませんか?」



…なんとも見事な返し


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