蘭蝶Ⅲ【完】
「もう…覚悟は決まってんだろ?」


千夏「うん。

あたしは、蘭蝶や嵐希、黒龍のために戦う」


「俺は高松組のために」



これだけで、あたしたちは悟った


これは、二人で決着をつけること

あたしたちはそれに入ってはいけない




「「お互い守りたいものを守るために」」



それだけ言うと、二人の間で戦いが始まった



千夏「桜、海斗!手出しは無用、あたしのことは気にしないで!」


「おい、この戦いには手を出すなよ!」



二人とも、それぞれ味方に釘をさす



桜「分かった!じゃあ残りは任せて!」



そう言って、もう片方の相手を見る



「じゃあ、俺たちも始めるかぁ?」




それを合図に、あたしたちも戦い出した―――――――
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