蘭蝶Ⅲ【完】
頭に銃があるため、下手な動きはできない



桜「…千夏とあの人は?」



周りを見てもあの二人の姿は見えなかった



「あいつらなら戦いながらどっかいったんじゃねぇの?」



二人はいない…か



「頭に銃があるわりには随分冷静だな」

桜「慌ててもしょうがないでしょ。

それこそ命を落としかねない」



ここで冷静さを保てなかったら、確実に死ぬ


どうやってこいつを倒そうか…


そんなことを考えていると、



「下手な動きはするなよ」



と言われた


「…あっち、見てみ?」



指の向く方を見ると――――



銃を構えている男の姿が見えた



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