センセイと一緒 ~feel.Naoki~
「森下さん? ……ひょっとして俺の隣って、まさか……」
「……」
驚きのあまり何も言えない。
唖然とする鈴菜に、直樹が目を細めて嬉しそうに笑った。
「なんかすごい偶然だね。委員も一緒だし。これからよろしくね、森下さん?」
「う、うん。……こちらこそ、よろしく」
なんだかすごい偶然だ。
委員も一緒で席も隣、とは……。
2年の2学期のようだ。
……でもちょっと、嬉しいかもしれない。
鈴菜は机に荷物を置き、椅子に座った。