センセイと一緒 ~feel.Naoki~
直樹があんな態度を取ったのは、何か理由があるはずだ。
何もないのに突然あんな態度をとるような人ではない。
ひょっとしたら、自分でも知らないうちに直樹が怒るようなことをしていたのかもしれない。
もう一度ちゃんと話し合って、元の関係に戻りたい。
鈴菜は決心し、ベッドから降りた。
……今は11時。
午後の生物の講義から出れるだろう。
それに、今日は佑一と本屋に行く約束をしている日だ。
ついでに相談してみてもいいかもしれない。
鈴菜は身支度し、1階へと降りていった。