センセイと一緒 ~feel.Naoki~




鈴菜は目を見開いた。

……ランクを上げてもいい?

驚く鈴菜に、沢村先生は言う。


「なんかもったいない気がするのよね。せっかくここまでいい成績が出てるのに」

「……」

「ま、これはご家庭の事情とかいろいろあるからね。前期の出願は来月の下旬だから、それまでにご両親と一度、話しておいて?」


沢村先生はにっこり笑いながら言う。

鈴菜は頷き、進路指導室を出た。


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