センセイと一緒 ~feel.Naoki~
23:00。
鈴菜は直樹の腕の中で、荒い息をついていた。
……あれから二度ほど、二人は体を重ねていた。
体を重ねるごとに行為は激しく大胆になっていく。
鈴菜は直樹の腕の中で悲鳴のような喘ぎ声をあげていた。
気持ちよくて、たまらない……
頭の先から足の先まで、溶けそうになる。
こんな世界があったなんて……
鈴菜は全く知らなかった。
「ね、鈴菜……」
……幾度となく白い恍惚を味わった後。
鈴菜の耳に、直樹の囁き声が入ってきた。
「俺はもう、君と離れるなんて考えられない……」
熱く、甘い声。
直樹の言葉は鈴菜の胸を甘く溶かしていく。