センセイと一緒 ~feel.Naoki~
直樹は解説しながらノートに書いていく。
ふむふむと鈴菜は思いながら直樹の解説を聞いていた。
直樹の説明は簡潔でとてもわかりやすい。
やはり頭がいいんだな、と鈴菜は感心しながら直樹の説明を聞いていた。
「……となるわけだけど。どう? わかった?」
「うん、……なんとなく」
「じゃあ、その練習問題を解いてみようか?」
直樹はにっこり笑い、教科書の隅に載っていた問題をペンの先で指した。
鈴菜はふむ、と頷いて練習問題を解いてみた。
……が。
「……あれれ?」
解いたはいいものの、答えが違う。
うーむと首を傾げる鈴菜に、直樹は苦笑しながら言う。