天使⇔悪魔
―約三時間前―
 
「………明友っ!!!」
 
 
 
「……くそっ…何で……!
 
…こんな別れ方ってアリなのかよっ……!
 
 
 
…でも俺に出来ることなんて……。
何もねぇじゃねぇか…!」
 
 
 
「…何も。」
 
 
 
 
「何も…?」
 
 
 
 
「本当に何もないのですか?」
 
 
 
「………この声……。」
 
 
 
バッッ!!
 
 
白魔は後ろを振り返った。
 
 
 
「……何であんたが…!
 
 
リリアが…ここに居るんだっ…!?」
 
 
 
 
 
「…まったく、白魔は……。
女神とお呼びなさい。」
 
 
 
「…はいはい。
 
それより…質問に答えてくれないか。」
 
 
 
 
「…理由は簡単です、アドバイスに来ただけですよ。」
 
 
 
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