天使⇔悪魔
「アドバイス…だと?」
 
 
 
「はい。」
 
 
女神は微笑んだ。
 
 
 
「その娘を助けたいのでしょう?」
 
 
 
「…あぁ、でも俺には何もできない……。」
 
 
 
「…本当に?何もできないのですか?」
 
 
 
「何か方法があるのかっ…!?」
 
 
「一つだけありますよ。」
 
 
「…本当かっ!?それ…!」
 
 
 
「はい。」
 
 
「何なんだよっ…その方法って!」
 
 
 
白魔は大声で言う。
 
 
 
 
 
「最期の願い…があるじゃありませんか。」
 
 
 
「最期の願い……。」
 
 
 
「そうです。」
 
 
 
 
 
「……って何だ、それ。」
 
 
 
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