天使⇔悪魔
「…今日の任務全部終わったんで今から帰ります。」
 
 
 
プチッ
 
 
「はぁ…今日も一日疲れましたね。」
 
 
 
死ぬことはもう怖くない…。
 
けどこの落ちる感じといい…
スピードといい…
 
 
「…怖いぃぃぃぃ!!」
 
 
ゴツッッ!!
 
 
 
「痛っっ!!」
 
「……!何ですか!?」
 
 
 
私の目の前には一人の男の人が居た。
 
 
白い衣装で身を包み、金色がかった栗色の髪。
 
その姿はまるで王子様。
 
 
 
「大丈夫ですか?」
 
 
「あっ…はい!」
 
 
…ん?
 
私、今どこに居るんだろう…?
 
 
そう思い、ふと周りを見た。
 
 
空中に浮かんでる!!
 
 
 
「怪我がなくて良かったですね。」
 
 
この人……
人間じゃない!
 
 
なんか背中に羽あるし!!
 
 
もしかして…
 
天使!?
 
 
 
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