天使⇔悪魔
「だって…黒魔の家族だって、そんなこと望んでないはずだよっ!!」
 
 
 
「あんたが僕の家族を語るなっ…!
あんたに何が分かるんだよっ!?」
 
 
 
「…ごめん、でもっ…」
 
 
 
「それ以上喋るな…」
 
 
「復讐して何か良いことがあったの……!?」
 
 
 
「うるさい、うるさいっ!!
 
それ以上喋ったら…殺しますよ?」
 
 
そう言うと黒魔は私の首に、ナイフらしきものをあてた。
 
 
 
……私、殺されちゃうのかな。
 
 
でも…
 
 
 
「私を殺したいんなら殺せば良い…。
でも最後に言わせて。」
 
 
 
「……なんだ?最後の言葉、聞いてやるよ。」
 
 
黒魔が不気味な笑みを見せた。
 
 
 
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