天使⇔悪魔
「…信じれない。」
 
 
「どうせ後になって僕を捨てるのでしょう。」
 
 
「…もう人間は信じないとあの日、心に決めた。」
 
 
「それでも…私はっ…信じてもらえるように頑張る…!
 
いつか…信じてくれるまで待ってるから…!」
 
 
 
「ここで僕に殺されるかもしれないのに…?」
 
 
 
黒魔がニヤッと笑った。
 
 
「そしたら…幽霊になって、また黒魔の前に現れてやるんだからっ!!」
 
 
 
「……絶対に黒魔を裏切ったりなんかしないんだからっ…!!」
 
 
 
「……ありがとう。」
 
 
「黒…魔……?」
 
 
ガクッ
 
 
「……はぁ…困りましたね…。
 
この子をどこに運びましょうか。」
 
 
 
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