天使⇔悪魔
「…さぁ、どうでしょうか。」
 
 
 
「…まぁいい。俺には関係無いからな。」
 
 
「…それでは、これで僕は失礼します。」
 
 
「あぁ、じゃあな。」
 
 
 
 
 
「あっ、黒魔おかえりなさい!
どこ行ってたの?」
 
 
「ちょっと魔王様から話があったので…。」
 
 
……!?
 
「すごい!魔王って本当に居るんだ…。」
 
 
「まぁ、悪魔や天使も居るのですから、魔王だって居ますよ。」
 
 
 
「…あ、そっか。
落ち着いて考えれば…そうだよね!私馬鹿だねー。」
 
 
「はい。」
 
 
黒魔が笑いながら言った。
 
 
「ちょっと!納得しないで!
そこはフォローしてよ!」
 
 
「ははっ…すみません。
冗談ですよ。」
 
 
「もうっ……!」
 
 
 
「…………。」
 
「どうしたの、黒魔?」
 
 
黒魔が突然、なにかが悲しいかのようにうつ向いた。 
 
 
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