キミの名前
「沙夜」
コートに向かって歩いていると、後ろから声をかけらけた
振り返ってみると、テニス部の顧問、行平圭先生が近づいてきた
この学校でも若い先生で、いつもニコニコして優しく、イケメンだと女子たちが騒いでいた
「今日僕忙しいくて部活行けないけど、大丈夫かな?」
「そういえば先生、一年生の担任になったんですよね?
分かりました、大丈夫です」
「あぁ、ごめんね」
申し訳なさそうに言い残して行ってしまった