いじめ~残酷な戦い~
いつも通りの朝
「奈々~。早く起きなさい!!」
お母さんの声で、目覚める。
時計を見ると、まだ6時・・・。
「はあ。」
小さなため息をつく。
最近母親がとてもうるさく感じる。
まあこれが反抗期というやつなのだろう。
「今下に降りるからあ。」
下に聞こえるか聞こえないくらいの大きさで言った。
朝ごはんは目玉焼き。
「早く食べてしまいなさい。学校遅れるわよ?」
「うるさいなあ。まだ6時30分じゃん!!よゆーだし。」
また憎まれ口を叩いてしまった。
いつからだろう。お母さんに甘えられなくなったのは。