私だけのキミでいて・・・
第一章:アイツとの出会い
第一章:アイツとの、出会い   Said:沙耶
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「ふぁぁ~、眠い・・・」

うわ、やっば・・・ちょうおっきいあくびでた・・・

「森崎~、朝からでっかいあくびしてんな~!」

『あははは~!』

げっ、カトちゃん・・・見てたのね・・・?(涙)

おかげでクラスの笑い者。。。

まあ仕様がないか、HR中に大きいあくびした沙耶が悪いよね。

私は森崎沙耶(モリサキサヤ)、カトちゃんは担任の加藤先生のこと。

『沙耶、先生の話聞いてた??』

そう聞いてきたのは沙耶の大親友、菊池ヒロ(キクチヒロ)。

ヒロは名前からしてクールでかっこいい女の子。でも、ものすごく優しいの☆

「え?なに?なにが?」

『やっぱり。。。』

「ねぇ優、先生何の話してたの~?」

優とはヒロの彼氏。こちらもかっこよくてクール☆ちなみに本名は佐々木優(ササキユウ)。

『なんだお前寝てたろ?』

「寝てない~!あくびしただけ~!!」

『ヒロ、教えてやれよ。』

『うん。あのね沙耶、今日転校生くるんだと。っつかもういるしね?』

「ふぇ?」

そう言って前を見たら・・・いるし!つか男の子だし!!ついでに超タイプでかっこいいし!!!

『大阪から来ました、矢野ガクです。よろしくな』

へぇ~、大阪から来たんだあ。

『やば・・ちょータイプなんだけどぉ~☆』

『やっぱ~?うちもうちも~♪』

クラスの女子生徒が口々に言ってる。

やっぱりかっこいいよね~。うん。

『ねぇ、沙耶、矢野君って沙耶のタイプくんじゃない?』

「だよねだよね?!」

『今沙耶の隣いないじゃん?隣来たりしてね~♪』

「んなマンガみたいなこと起きる訳ないじゃん。そうだったらいいけどさ~。」

でもホントにそうなったらいいな~♪なんて。。。そんなことないよね。

『じゃあ矢野の席はっと・・・あ、森崎の隣空いてるな。じゃあ矢野、一番後ろの森崎の隣座れ。』

『うぃ~っす。』
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