私だけのキミでいて・・・
「ほら、コレ・・・。」

といって指差したのは、カエルの解体が書いてあるページ。

『うっわ~、きっしょ~。あたしもこうゆうのダメ。。。』

まぁ女の子はダメだよね。

『え~、どれ?』

優、別に興味持たなくてもいいと思うよ?

「このカエルの解体。。。」

『うっわ、きしょいやん。』

「だからキショイって言ったじゃん。」

『ほんまきしょいわ~。』

「だめ、、沙耶吐き気してきた。。。」

真面目に沙耶ダメなんだよね。グロテスクなのって。。

キモイとか言ってなんで普通に見てるんですかね?この3人・・・。

『せやけどそんな沙耶も可愛いやんなあ。』

「だから~可愛くないってばあ~。」

なんかガク可愛いって言いすぎじゃない??ガクって軽いのかなあ??

ヒロに相談してみようかな。。




~4時間目・体育~

体育は男子と女子と別々だから、ヒロに聞いてみることにした。

「ねぇヒロちん。」

『ん?どしたの沙耶。なんかよろしくない顔してるけど~?ガクと隣で嬉しくないの?』

「そう、それなのよ。。ガクってさ、、、軽くない?」

『なんで~?何がおきた~?』

「なんかさあ、毎時間ガクが可愛いって言ってくるんだけど。。」

『沙耶、よく聞いて?それ、軽いかもしれないけど、沙耶のこと一目惚れしちゃったんじゃない?』

へ?今なんと?

「へ?」

『へ?じゃなくて、ガクは沙耶に惚れちゃったってこと!!』

まっさかああ~!!!

「ないないないない!沙耶のこと好きになる人なんていないよ!」

『はぁ。沙耶、今だから言っちゃうけどね。。沙耶ってかなりモテてるんだよ?』

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