部活動男子との恋を召し上がれ
「これ以上、鮎川を傷つけるな。」
「ちっ…」
男は「せっかくの遊び相手だったのに~」なんて馬鹿ほざいて帰って行った。
「ぜんばいぃぃ!」
「…ひでぇな、その顔」
「びどいっ!」
超面白い。
でも、相当嫌だったんだなっていうことが嫌でも伝わる。
「さっきのごめん、俺はあれが返事だと思ってないから」
「え!?…じゃあ、返事してもいいですか?」
「あぁ、もちろん」
鮎川はすこし息を吸った。
「あたし、先輩が好きです!」
「…俺もだ」
俺らの恋はちょっとの壁を乗り越えて掴み取った恋。
この恋を大事にしたい。
剣道と一緒に…。
【剣道部との恋を召し上がれ―END―】