怪談短編集
3.祖父の意思
僕は、その注文書がどこの書店かを調べた。
【西洋占星術・悪魔祓い専門書店】
聞いたことのない店だった。
僕は、その注文書をポケットに滑り込ませ、祖父の家を出た。
この店へ行くんだ。あの悪魔を退治するために。
有り難いことに、注文書には店の住所が記されている。
僕は、住所の場所に向かった。
店はおんぼろで、雰囲気が出ている。木戸には、"OPEN"のプレート。
僕は、中に入った。
「あのー、すみませーん」
中には、本棚が陳列していて、狭い店がもっと狭くなっている。