怪談短編集





 ガレージの外につないでおいた、ダレンが、僕を見た。




「ガルルルルル…」


「ダレン、どうしたの?僕だよ?」



 ダレンは、牙をむき出して、僕に威嚇してくる。



「ねぇ、どうしたんだよ?」




 そのとき、ダレンが、口を開いた。





「俺が、オマエのジジィを殺した」





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