怪談短編集





 とはいっても、乾燥したこの壁を剥がすのは難しい。



 僕は、座り込んでしまった。











「たっだいま~~~」




 しばらくしてから、ジャスティンが戻ってきた。



 小型の加湿器と、霧吹きを持って帰ってきたジャスティンは、汗だく。




「おかえり」



 僕らは、壁剥がしの作業を再開した。





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