怪談短編集



 ドアが開いた。




「大叔母さん、運んでくれてありがとう」



 ジャスティンだ!



「アンタらも、気を付けるんだよ…。私らの家計は呪われていてね。双子の片割れは、幼くして行方不明になるのさ」




 大叔母さんの声が聞こえる。




 部屋に、ジャスティンが入ってきた。



「あれ?エイダン?」



 ジャスティン!僕は、ここだよ!!



「何か困ったことがあったらまたおいでな」



 大叔母さんは、部屋に入らずに立ち去った。



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