怪談短編集


 例の、番号からだ。怖い。

 サブリナはスマホの電源を落とし、ベッドに潜り込んだ。明日、警察にいるいとこのトムに相談しよう…。


 翌日、ルークの黙祷式が終わってから、サブリナは急いで警察署に向かった。

「そんなに急いでどこ行くの?」

 声を掛けられ、振り向く。

「トム!!良かった、あなたに会いに行くところだったの」
「デートなら、あいにく都合がつかないんだ。僕は忙し「そうじゃなくて!相談があるの」

 彼は少し、ふくれっ面をし、それから助手席のドアを開けた。

「乗りなよ。ドライブデートしよう」

 サブリナは、車に乗り込んだ。
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