怪談短編集
「でも、何でボーっとしてたの?私の話をスルーするくらいだもの。それ相応の考え事なんでしょ?」
出た、自己チュウルーシー。
サブリナは、ウェイトレスが運んできたサンドイッチをかじる。
「実はね、一昨日から変なメールが来るの」
「変なメール?」
ルーシーが怪訝そうな顔をした。
「うん。私、学年全員の番号をもってるから、同い年の子じゃないと思うんだけど。知らない番号からメールが来るの」
サブリナはスマホを見せた。
「助けて、君の友達、ここは寒い、怖い、かあ。チェーンメールの一種じゃない?」
「普通、チェーンメールはやりとりできないでしょ?」
「んじゃ、ストーカー」