怪談短編集


 サブリナは、骸骨を見た。一年前、ルークはどういう思いで、死んでいったのだろう?

 そのとき、ここへ向かってくる足音が聞こえた。

「お前の気のせいじゃないのか?マーク」

 ローテの声だ!!

「いや、裏口が開いていた。誰かが侵入したんだ!!」

 神経質そうなマークの声も、聞こえる。

 見つかったらいけない気がして、サブリナは、大きなドアの近くの壁にもたれた。

「ほら、やっぱり」

 マークが言う。
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