【完】七夕〜六色目のあなた〜

「たしかに、豪勢だわ」



彼からのメールに吹き出してしまう。



七夕の飾り意外にも、チューリップやヤッコさん。

七夕に関係のないものまで笹についていたからだ。


直後、彼からもう一通のメールが届いた。



件名は、【今年の願い事】だった。




そのメールを見て、涙が溢れてしまった。

逢いに行けばいいんだ、私が。



まだ夜行バスには間に合う。


私はアパートを飛び出した。


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