覚醒彼女~君と生きたい~
「私は、ルカを…次の創世に撰ぶ。一緒に…来て。」


次の創世に僕を??


「どうして…僕??」


僕には、何もないのに。

知識もない僕をなぜ?


「ルカは男で、私は女。生命の誕生に不可欠な存在でしょ。」


「…うん。」


僕は、立ち上がりノアに手を伸ばす。


「…私は…ルカを愛してる。だから…一緒に来て。」


「…うん。」


僕はノアの手をとった。

「ルカ。この手をとったのなら覚悟は…できてるよね??」


力強くノアに言われた。

「できてるよ。」


本当はできてない。


まだ頭の中はぐちゃぐちゃだし、状況だってわからない。


だけど、僕はノアの手をとるよ。


僕も、ノアを愛してる。

だからこそ、僕は君と生きたいんだ。


僕は、方舟に乗った。


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