覚醒彼女~君と生きたい~
「料理までご馳走してくれて。本当おいしかったね!!」


今までの真剣な表情から
一転、
無邪気にベッドに顔を埋め満腹感に浸っている。


僕はそのベッドに腰掛ける。


ノアはさっきの、
マナさん自慢の手料理が
余程気に入ったんだろう。


ノアを見ていても顔が
幸せそうにとろけてる。


「ノアは食べるの好きだね。
でも、あんなに食べたんだから、すぐに横になると身体に悪いよ。」


そう言うと、ノアはさっと起き上がった。


「そっか!
食べた後は横にならない!
よしっ!」


「ははっ、ノアおもしろい。」

僕はそっとノアを引き寄せ、
額に唇を落とす。


「かわいい。」


そう言うと、ノアは真っ赤な夕日のように顔を染める。


僕とノアはしばらく見つめ合って、お互いどちらからともなく唇を寄せた。


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