覚醒彼女~君と生きたい~
触れ合う唇から伝わる熱が、
心地いい。


その余韻を残しながら、
唇を離した。


「ノア、好きだよ。」


囁く愛の言葉。
僕からノアへ。


「私も好き。ルカ。」


届く愛の言葉。
ノアから僕へ。


いつも一緒にいるから、
なかなか口にはしないけど
やっぱり口にするともっと愛しくなる。


あらためて、
ノアを好きだと実感する。


「そうだ、
マナさんに呼ばれてたんだ!
行ってくる!」


ノアは僕を軽く押して、
部屋を出た。


僕は、ベッドに横になった。


久しぶりに手足を伸ばしたような気がする。


外は相変わらず、じとじとした雨が降り続いてる。


窓を眺める。


本当に止まない雨なんだろうか??


止まない雨など本当にあるのだろうか。
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