覚醒彼女~君と生きたい~
ノアは、
急いでタオルを巻いた。


「もうっ、なんで来たのよ!!」


ノアは顔を真っ赤にして怒ってる。


裸を見るのは初めてじゃないけど、ノアにとっては初めてかどうかなんて関係ないんだろう。

「ごめんっ。
ノアの帰りが遅かったからっ。」


「もーうっ!
わかった、わかったから!
ドア、閉めてよ!」


「そこまで、恥ずかしがらなくても…。」


僕はポロリと言い漏らす。


「~~~っ。恥ずかしいの!」

ノアは少し涙目だ。


僕はゆっくりとドアを閉めた。

   昔はそんなこと
   なかったのに。


……………??


いや、ノアはずっと恥ずかしがり屋だ。


いつだって、僕に身体をさらすときは顔を真っ赤にしているのだから。


何いってるんだ、僕は。


昔も今も、ノアは恥ずかしがり屋だ。


でも、この感覚……。


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