~2人の奇跡~*two miracles*
優と話し終わって華恋のとこに戻った。
「お待たせっ!あたしが呼び出されたとこに行ってくるから、華恋は優と帰ってて?」
「えっ!?だ、だめだよ!愛に悪いよ…」
華恋は、あたしが優のこと好きなの知ってるから気を使ってるんだ…。
「あたしは、大丈夫!今は華恋が優先!だから、あたしのことは気にせず優と帰って?」
「…わかった。あたしは、愛を裏切るようなことはしないから!」
「うん。わかってるよ。華恋はそんな人じゃないもん。」
そこにちょうど優が来た。
「じゃあ、先に帰ってるな。空森、行こう。」
「うん。愛、今日の夜、電話するね!じゃあ、ばいばい。」
「うん!ばいばい。」
二人を見送ってあたしは体育館裏に行った。