ひまわり
美咲side

「面!」「面!」
今は部活中…
私は剣道部。
そして、宏太も剣道部。
ドキ…
(ヤバい。やっぱり何回見ても胴着姿カッコいい…)
彼を見つめてしまう。

ツンー
「痛い。また転んだ!」「また転んでる。」
そう言って、宏太が手を差し出した。
私は彼の手を握る。
(大きな手‥)

ズキッ。
「い‥痛い」
「どこが?」
焦ったように言う宏太。「あ‥足首」
ぐい。
いきなり宏太が私を
お姫様抱っこした。
「え?」
少し経って、私は宏太にお姫様抱っこされているのに気付いた。
「は…恥ずかしい!
下ろして宏太!」
「暴れるな!
保健室連れて行く。」
「無理やり!」
「うるさい。」
しぶしぶ諦めた私。
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