プリンセスの特別な事情
「へー、私たちもだよ!3にんとも料理できるの?」
そう話を合わせてくれた莉子。
本当に出来た友達だわ…。
「出来るよ。特にハレッドは一番うまい。今度作ってもらって食べてみろよ」
へぇー。そっか。
でも、それならね、私も負けないよ?
「そっか。でも、真紘も相当上手いよ?今度一緒に作ってみたら?」
ふふふ、と笑う莉子。
いつも莉子に料理を作っていたからあれだけど。
まぁ多分普通に作れるレベルではある。
「君たちも料理サークルに入るのか。二川さんと、美谷さん」
そこで、急に口を開いたハレッド。