プリンセスの特別な事情


私は一人暮らしだから基本的にご飯は全部自分で用意しなくちゃいけない。


莉子が起きる前にベッドから抜け出して朝ごはんを作り始める。



ちょうど出来そうなところで、まだ寝ている莉子を起こしに行った・



なんか新婚さんみたい。


「莉子、起きて。ご飯出来た」


そう呼びかけてみると莉子は眠たそうに体を起した。


「真紘…?ありがとぉ…」



完全に寝ボケているからいつもの覇気がなくてものすごいかわいい。


食べてしまいたいくらいかわいい。


莉子に本当の彼氏が出来たらいいんだけどな…。

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